LINDEMANN SWING !
正確には”SWING ! “という名のドイツ製スピーカー
SWING!するには意味がある!
LINDEMANN SWING!というトールボーイ型スピーカー。現代Hifiスピーカーの標準的フォームからなる何の変哲もないスピーカー。セラミックのユニットや積層合板&コルク製キャビネットなどかなりの変わり種。
サウンドは……………程よい温度感と高いS/N感。さらに、ひろがる、広がるサウンドステージ!有機的なエア感はたしかに『スイング!』という名前の事だけはあるスピーカー。
LINDEMANN SWING!の脚元は金属製の支持部分がシリコンボールを介して無垢材に接します。下の写真のようなボール。シリコンボールは接着されているわけではありません。
ユニットはアクトン製のセラミックユニットとマグネシウム製トゥイーターのバーチカルツイン配置。
柳橋試聴室のワイドは約6mあり一般的には25畳程の面積。こういうスピーカーでも最初は試聴室の横幅フルに設置します。音だししてからセンターの音抜けを意識しつつ徐々に最適な距離感まで詰めます。SWIG!はほぼ大型スピーカーサイズの設置場所でも充分なプレゼンスを発揮する事がわかりました。
LINDEMANN SWING!…….能率は良くないが音離れが良い。
SWING!はさほど神経質にならなくても音楽に浸透できるハイエンドスピーカー。キャビネット素材は今流行の”金属製”ではありませんが、音離れがよく響きに混濁感や歪がない。サウンドづくりの巧さを感じるもの。
では、NGな部分は何か?やはり2インチスロートのコンプレッションドライバーなどのスピーカーのようなエネルギー感は難しいものがあるかもしれません。これはどのスピーカーにも言える事です。その分、ホーン&ドライバータイプの様な歪や癖はほぼ感じません。